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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*







だから泣かないで、と言おうとしたその口をシルバーは静かに塞ぐ。触れ合う柔らかい感触と熱に肩がピクリと震えると、角度を変えてもう一度深く口づけた




『ん、ぅぅ..っ、は..んむ..』


シルバー『はぁ...レイラ..』




次第に求め合いながらキスは深みを増していく。絡まみ合う舌の熱と艶めかしい水音に溶かされてしまいそうになりながら、瞳に映る互いの姿にゾクリと背が震え、思考が段々とふわふわしていく


まるで世界に2人だけしかいないような感覚に溺れ、夢中で互いの熱を貪り合った





『っ、ちゅ...は、ぅぅ...んっ..』


シルバー『ん..はっ...』


『ぁ..んぅ......あっ』




あまり長くしたことない深いキスに酸欠を起こしかけ、ふらりと足から力が抜けていく、咄嗟にシルバーの腕が支え倒れることはなかった。銀の糸で繋がれた唇を離すと、熱に浮かされていたオーロラが申し訳無さそうに影を落とす


シルバー『す、すまない。こんなところで許可もなく触れてしまって..(2度もしてしまった。さすがに怒らせて..)』


『はぁ、はぁ....ううん、すっごくきもちよかったぁ...からだ、ふわふわしてドキドキしてる』


シルバー『っ、そ、そうか..嫌でないのなら、その..良かった』




『ねぇ、シルバーさん』


シルバー『どうした?』


『ありがと、私を助けに来てくれて。それと、今までもたくさん助けてくれてありがと』



シルバー『レイラ...礼を言うのは俺の方だ。何度も危険な目に遭わせてしまったのに、お前はずっと着いてきてくれて共に戦ってくれた。何度も救われているのは俺だ。これまでのこと全てに感謝する。ありがとう』



優しい手に撫でられ嬉しそうに目を閉じると、続けてシルバーは"だが"と言ってその動きを止めた


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