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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*







エース『なに?急にネガティブじゃん。いつもの"僕は有能"ムーブはどーしたの?』


トレイ『オルトは怪我をしたせいで、余計に不安になっているんだろう』



オルト『それは..ヒトが体調不良の時に、自立神経の乱れから不安感やイライラを募らせる現象のこと?』



エース『てかさ、ヒトがって他人事みたいに言うけど、お前もバグかなんかで心を手に入れたんでしょ?だったらオレらが感じる不安やイライラは、お前も感じて当たり前だよね。エネルギー残量もかなり少ないんだろ。もうクタクタってことなんじゃない?』





オルト『不安..クタクタ..僕が..?』





本来感じるはずのない"疲れ"・"不安"。それを感じているのだと指摘され、イマイチ実感のないオルトは首を小さく傾げる


すると、そんな彼の様子にシルバーは何かを思いついたように近づくと、徐ろにオルトの手をそっと両手で包み込んだ



オルト『シルバーさん、どうして僕のハンドパーツを握るの?』


シルバー『不安な時は、こうすると心が落ち着く....昔、父が教えてくれた。怪我が回復してから、俺たちに何ができるか一緒に考えよう』


ケイト『そーそー。焦ってる時こそ、一旦ストップ!これマジ大事♪ほら、見てみ?レオナくんなんか、あっちの木陰でとっくにチルタイム満喫してるから』




そう言って指差す先には、いつの間にか大きなヤシの木の下でぐぅぐぅ寝息を立てながら、のんびり昼寝をかましているレオナが転がっていた


オルト『だってレオナさんは、戦いの連続で構成霊素にかなりのダメージが蓄積されてたし..』


グリム『そんなん、おめーもだろ!どこもかしこもボロボロなんだゾ』






オルト『.....僕、生まれて初めてなんだ。こんなに長く、兄さんとも、外部ネットワークとも接続できない..エアギャップ状態が続くのは。

に、兄さんにもしものことがあったら、どうしよう..?僕がこうしてる間に、父さんや母さんがまた大切な人を失うことになったら..そんなのいやだ。や、約束したのに..ううっ、ひぐっ、ううぅ...!









うえぇえっ!ひ、えぇえぇ〜〜ん..!』




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