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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*











上空







リドル覚醒を喜ぶのも束の間、崩壊に巻き込まれた一同は、深淵に引きずり込まれたリドルを断腸の思いでその場に残して夢の回廊へと脱出した


ひとまず安全な場所へ向かい体制を整えるため、オルトの残された僅かなエネルギーでどこかの夢に座標を定め、その世界の上空へと辿り着いた







オルト『霊素シグナル・トラッキング、多分成功!指定された座標へ到着....したと思う!』




『『『うわあああああーーーっ!』』』





 

いつもならその夢の地上付近に到着するはずが、緊急脱出&緊急避難のため遥か高い上空に辿り着いたことで、全員の重力で体は勢いよく降下し始めた



オルト『ま、魔導スラスター、出力全開っ!ふんぬぅううううう!』


セベク『おい、無茶はやめろ!背負った機体が熱くなって..あ、あちちっ!』


レオナ『ちっ!風魔法で墜落の衝撃を緩和する!おら、お取り巻きども、ぼさっとすんじゃねぇ!

てめぇらの群れのお荷物は、てめぇらでケツを持て!』


トレイ『了解!いくぞケイト!』


『『風よ!!』』














南国リゾート・浜辺







ボスンッ!!ドサドサドサッ!!!










レオナたち3年生の必死の風魔法のおかげで、なんとか墜落の威力がギリギリまで落とすことができ、眼下に広がる白い柔らかい砂浜のお陰で最低限の衝撃で着陸(?)することができた


それでもほぼ不時着なような状態だったため、全員頭から砂を被り、何人かは頭から突っ込む形となった





シルバー『こ、ここは..?』


レオナ『この潮の匂い、熱い砂浜...これはそこのツンツン頭の夢か?』


オルト『うん。一番闇との遭遇率が低そうな、エースさんの夢に座標を指定したんだ。過去の移動履歴から運良く最適なルートを選択できたみたい。よかった....』




照りつける太陽、白い砂浜、青く透き通った海。見覚えのある南国の風景に無事到着できたことに、ホッと安堵して砂に埋まった足を引き抜いた。勢いよく抜いた反動で、ここまでの戦いや無理にスラスターを出力したため、損傷したパーツがポロポロといくつかこぼれ落ちる




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