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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第107章 *到着スカーレット(リドルの夢)*






ユウ『..そうそう。まだ終わってないんだから、諦めるには早いよ。一発ガツンとかましちゃえ』


グリム『おめーならぜってーやれるんだゾ!オレ様たちが言うんだから間違いねえ!』




エース『...レイラ、ユウ、グリム..』




3人の背中を押す励ましと手を包む温もりと笑顔に、曇っていた瞳に透き通った光が戻っていく。ありきたりの言葉だったが、それでも大切な相手から贈られた言葉には変わらず、今のエースを奮い立たせるには十分だった


エース『絶対やれる、か...そっか。ははっ!あー、手汗びしゃびしゃでごめんな。トレイ先輩もデュースも、こんな気分だったんかな』


震えが止まったわけではない。不安や恐れが完全に払われたわけでもない。だが、それでも心の奥に芽生えた立ち向かう勇気と決意は揺らぐことはなく、覚悟を決めたその手にはしっかりとマジカルペンが握られていた


エース『....まだ積んでないなら、このカードで一発逆転できるかもしれない。今度はオレが、勝負を仕掛ける番だ。


このカードを切るなら、今しかない...!そうだろ、エース!』









オルト『くっ..エネルギー残量がっ..もうシールドが維持できない...ぐ、ううぅぅ..っ!


うわあああああ!!!』



ガラガラ..ガシャーーンッ!!!



ついに底を尽きたエネルギーに魔導障壁は完全に消滅し、その隙をついた追い討ちで放たれた魔法によって吹き飛ばされ、いくつものパーツを飛散させながら地面に叩きつけられた


リドル『あははは!これでお前の首をはねやすくなった』


デュース『オルトっ!くそおおおおぉぉっ!』


最後の砦も失われその身一つを晒したデュースに向けて、女王の杖は断罪の枷をはめるために大きく振り上げられた


リドル『"首をはね(オフ・ウィズ・ユア)...』
























エース『"あんたのとっておき、いただくぜ!!"』









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