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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第107章 *到着スカーレット(リドルの夢)*





レオナ『この無様な首輪をぶら下げてるのが俺だけなんて、冗談じゃねぇ』


トレイ『そんな理由で俺を巻き込むなよ..!』




レオナ『それは冗談としてだ。家自体が闇になってるなら、リドルはもうとっくに闇に取り込まれちまってると考えた方がいい。

だがどこからともなくやつのユニーク魔法が飛んできたってことは..やつはまだこの家の中にいると見ていいだろう』


オルト『僕も今必死にリドルさんの霊素反応を追跡し続けてるけど..屋根裏、壁の中、地下室..ずっと移動し続けてて、正確に補足できない!』


イデア『いや。リドル氏が移動してるんじゃない。家自体が立体パズルみたいにリアルタイムで変化し続けてるんだ。しかも魔法構築式には規則性がない。思いついたコードを即興で書き散らかしてるみたいに!次にどこに飛ぶか全く予測できない!』




ザバッ...バシャッ



『ぅぅぅ..スカートが濡れて気持ち悪い....ん?スカート?』


ユウ『どうしたの?』


『さっきまでスカートは濡れてなかったのに、今...え?』


足首を濡らしていた温い感覚がいつの間にか太ももまで浸っていることに気づいた瞬間、ゾッとした寒気が背中を走る


『こ、これって..』




ケイト『待って。なんか、部屋に溜まってる紅茶の量が増えてない?』





『『『えっ?』』』


グリム『ふ、ふなぁ!本当なんだゾ。さっきまで尻尾の付け根くらいだったのに、もうオレ様のふさふさの胸毛が紅茶に浸かっちまってる!』


シルバー『みんなダイニングテーブルに上がって..ん!?』


妙な違和感に見上げると、触れたつもりの天板はどこにもなく、それを支える軸がまるで大木のように目の前にそびえ立っていた


セベク『待て、このテーブルはこんなに巨大だったか?天板に手が届かない!』


トレイ『違う..紅茶の水位が上がってるんじゃない。俺たちの身長がどんどん縮んでるんだ!』


チェーニャ『あっはっは!当たり前さ。だっておみゃーら、お茶を飲んだんだろ?この世界じゃ、なんか飲んだら縮むに決まってる』


シルバー『なにっ?あのお茶は魔法薬だったということか!?』


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