第106章 *熱中ベイキング(トレイの夢)*
『んむ、んむ..』
トレイ『(あー..やばいな。ただ食べさせてるだけなのに、無性に腹の奥がうずいてくる)』
『む、むぐ...っはぁ..ね、トレイさん、やっぱり自分で食べ、んむっ!』
トレイ『そんな小さい口だと溢すぞ?ほら、もっと口を開けて..全部残さず飲み込んで』
『んぐ..んぐ..んむぅ..』
トレイ『そう、いい子だな』
いつの間にかもう1つのマフィンは際に置かれ、空いた手が後頭部を優しく押さえていた。苦しそうにくぐもった声、潤む瞳、添えられた手、その全てが見る者全員に(一部を除いて)卑猥な想像を掻き立てる
押し付けられるマフィンを小さな口で必死で頬張っていく姿に加虐心が唆られ、添えた手に少しだけ力が入った
暫くしてようやく食べきったのを確認し、優しく手を離して解放させてやると、残ったカップと小さな口を繋ぐ僅かに見えた銀の糸にまた興奮を掻き立てられ、眼鏡の奥の瞳が妖しい光を帯びる
『ぷはぁっ!ト、トレイさん..ちょっと苦しかった』
トレイ『ははっ。ごめんな、意地悪なことして。でも美味かっただろ?』
『ん、おいしかったぁ..』
トレイ『っ..それは良かったよ』
レオナ『おい、眼鏡野郎。事をおっ始めてるような声させてんじゃねぇよ。欲にまみれた妄想なら、1人自分の部屋でやってくれ』
ケイト『ほんとこれ、かなりセンシティブなんだけど!夢の中だからいいけど、現実で場合によっちゃ通報ものだからね!?』
エース『つか、お前も変な声出すなよ。なに完全にされるがままになってるわけ?そういう時は、無理矢理でも奪い取って自分で食べること!いい?』
『んむ?』
エース『んむ?じゃねぇし』
デュース『全然分かってないって顔してるな。ほら、口元にチョコの欠片がついてるぞ。とってやるから動くなよ?』
『んふふ、ありがと』