第105章 *足跡ビーチ(エースの夢)*
エース『さすがに全部の犯罪者が消えたわけじゃねぇけど、黒兎に関する奴らはみんないなくなったし、もう周りにビビりながら生きてかなくてよし!』
『エース..』
リドル?『本当に素晴らしいことだよ。君が安全に、安心してこれからの生活をしていけることは、僕たちの心からの願いだったからね』
トレイ?『もう黒兎だからって、周りに迷惑がかかるなんて思わなくていいんだぞ?耳とか尻尾を隠す必要も、人目を気にしてひっそり生きていかなくていいんだ。良かったな』
『ぇ、ぁ..ん』
エース『ま、全部の悩みがパパッと解決されて、気分爽快!ってことで。この連休はバカンスを思いっきり楽しもうぜ!』
リドル?『エースの言う通りだ...ふぅむ。レオナ先輩は食事を優先すべきだと言っていたけれど..やはりお祝いの席には、ふさわしい装いが必要じゃないかい?せっかくなんだし、デュースたちもコテージで南国の正装に着替えておいで』
トレイ?『うん、それがいい!俺とリドルは先に浜辺に行って、食事の準備をしておくよ』
ケイト『待って、2人とも!オレとレオナくんとシルバーくんも、準備手伝うよ。あと思い出の記録係として、イデアくんもついてきてもらおっかな〜♪』
レオナ『おい、何勝手に決めてんだ。どうして俺が...』
イデア『せ、せせせ、拙者、浜辺のバーベキューなどという陽キャすぎる催しに耐えられる気がしないんだが!?そ、そんなの..陽キャビームで一瞬にして蒸発してしまうに違いない..!なんて恐ろしい!』
ケイト『なにその陽キャビームって..大丈夫、イグニハイドと違って、ハーツラビュルにビーム出す寮生はいないから!
てか、あの2人がエースちゃんを見張ってる闇かもしれないでしょ?』
こそりと囁いた声に全員の警戒心がリドルとトレイへと静かに向けられる
セベク『確かに、その可能性は非常に高いな』
レオナ『..へぇ、起き抜けにカイワレ大根のふざけた動画を見ただけで、そこまで理解してんのか』
ケイト『あはは、超上からのお褒めの言葉どーも。
レオナくんの想像より頭の回転が速くてごめんね?』