第104章 *法廷アライバル(ケイトの夢)*
ユウ『あいつ全然成長してないな。大丈夫?怖かったね、よしよし』
『ん...』
レオナ『ったく、馬鹿でかい声出しやがって。離れてたこっちにもガンガン響きやがる』
同じく耳のいい獣人のレオナも、爆音ボイスに痛む耳をほぐしながら宥めるようにレイラの頭をポンポンと叩いた
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ケイト『で、シルバーくんが次の夢に連れてってくれるんだっけ?』
シルバー『ああ。ケイト先輩が仲間になってくれて、とても心強い。これからよろしく頼む』
ケイト『そんなにかしこまらなくていいよ。よろよろ〜。次は誰の夢に行くかもう決まってるの?』
オルト『デュースさんと関わりが深いエースさんか、ケイトさんと関わりが深いトレイさんの夢に渡るつもりだよ』
ケイト『じゃ、1年生のいつメンカルテットを復活せるために、まずはエースちゃんを起こしに行かない?』
『『おう!/はいっ!』』
オルト『ふふっ。デュースさん、同じ寮の先輩が仲間になってくれてすごく嬉しそう。それじゃあ、ケイト・ダイヤモンドさん。この招待状を渡しておくね』
テンションの上がったデュースを微笑ましく見つめながらリンクコードの招待状を手渡すと、ケイトは映える封蝋に目を輝かせ大事そうに懐にしまい込んだ
その後、その服では目立つからと衣装チェンジをお願いされ、全員の記念写真を撮り(勝手に)ネットにアップすることで渋々応じ、見慣れたハーツラビュルの寮服へと着替えた
それと同時にS.T.X.Yから送られてきたダミーデータが出力され、目の前に現れたもう一人の自分に感嘆の声をもらすと、改めて夢の世界で寮長として君臨したことにどこか呆れたような眼差しを向ける
ケイト『ほーんと、寮長とかオレのガラじゃないのにね。なんでこんな夢見てたんだろ』
シルバー『マレウス様の夢の中では、願望が歪んだ形で具現化されることも多い。だからあまり気にする必要はない..と、言っても気になるかもしれないが』
ケイト『あれ、聞こえちゃってた?ダイジョブ、オレは全然気にしてないよん。
..でも、リドルくんには内緒にしてね?』
シルバー『..了解した』
セベク『出発するための準備は整ったな。人間ども、シルバーの周りに集まれ!』
ケイト『はーい。お邪魔しまーす♪』