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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第103章 *抗争ファクション(デュースの夢)*





レオナ『ははぁ、なるほどな。夢の主が読んでいない本の中身は、イマジネーションが及ばない。だからほとんどの本が白紙だったり、内容がめちゃくちゃになってるわけだ』


セベク『つまりあの男は、本をほとんど読んでいないということか?口では優等生になりたいなどと言いながら、知識を授けてくれる本を粗末に扱うなど..ぐ、ぐぐぐ..許せん!!』


普段から本を嗜み、その大切さや価値をよく知っているセベクは、目の前の酷い扱いにフツフツと怒りが沸騰し拳を握りしめる




ユウ『おっとっと、セベク怒っちゃった感じか?』


『ユウ..ユウ..』


ユウ『ん、なに...っ!?』


裾を引っ張られ隣に目を向けると、震える体が腕に縋りついてくる。争う声と繰り広げられる暴力に、恐怖とトラウマがフラッシュバックしレイラは色白の肌が余計に青白くさせていた


『ここ、や..うるさい こわい こわいの..はやく、ちがうとこいきたい..ぅぅ..ゃぁ..っ』


ユウ『!そうだよね、怖いよね。ごめん、すぐにデュースを目醒めさせて違う夢に渡ろうね』


シルバー『ユウ、ここは俺たちに任せてレイラを連れて入口まで下がっていてくれ』


ユウ『分かりました』


片耳を抑え蘇る過去の記憶に苦しむレイラをサッと横抱きにすると、言われたとおりに入口まで駆け戻っていく


その最中、セベクはユウの腕の中で恐怖に泣き震える姿に募らせていた怒りを更に膨張させ、凄んだ顔つきでズカズカと大乱闘の中へと突き進みだした




セベク『おい、デュース・スペード!!そこになおれーーっ!!』





『『『!!??』』』


争いの喧騒よりも響く爆音がエーデュース含めた2寮の寮生たちの戦いの手を止め、辺りは一瞬でシンと静まり返った


エース?『何あれ?ディアソムニアの1年?』


デュース『まさかディアソムニアも、自習室の使用権争いに参戦するつもりか?いいぜ..俺のハートの女王の法律書の角はヘタレちゃいねぇ。まだまだやれるぜ!』













セベク『馬鹿者ーーーーーーっ!!』




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