第102章 *革命ビギニング(レオナの夢)*
それを良いことに角度を変えながら柔らかい感触を楽しんでいたレオナは、舌先でそろりと唇をなぞる
レオナ『...』
『ん、ぅぅ..はぁっ..んん//!』
その合図に大人しく従い口を開けると、ぬるりと舌が入り込み絡め取るように口内を犯し始める
『ふ、ぁ..ん、ちゅ..ん..//(気持ちいい..それに、なんだか体があったかい..)』
潤む視界に映るエメラルドの瞳は、いつも以上に熱と欲望を燃やしながら、もっと欲しいというレイラの心情を見透かしているようだった
舌を絡められるたびに背中に走る快楽に打ち震えながら、崩れ落ちないように必死に縋りつく。そんないじらしい姿に気分を良くし、レオナは周りに見せつけるようにレイラを抱き込み、愛おしい気持ちをぶつけるように貪っていく
散々好きにされた後、顔が離れていくと同時に二人を繋ぐ銀の糸がプツリと途切れる。すっかりとろけてしまった表情を満足そうに眺めながら唇を舐め、敏感な耳元へと顔を近づけた
レオナ『..とりあえず今のところはこれで良しとしてやる。だが、現実に戻ったら覚悟しとけ。俺が満足するまで付き合ってもらうからな』
『はぁ、はぁ、な、にに..?』
レオナ『分かってんだろ...
お前の大好きな"気持ちいい"ことだよ』
『〜〜〜〜っ//』
その言葉を理解した途端、全身が沸騰するような熱が奥底から湧き上がり、ボンッと頬が真っ赤に染まる。体が覚えているあの快楽がいずれ待っていると想像するだけで変な気分になり、誤魔化すように目の前の体に抱きついた
レオナ『(それで隠してるつもりかよ。真っ赤になってんのがバレバレだ)...レイラ?』
問いかけに返事はなく、背中を掴む手に少し力が加わるだけだった。やりすぎたか?と思いながらもう一度名前を呼ぶと、少しの沈黙の後ポツポツと話し始める
『......ほんとのレオさんに、ずっと会いたかった。王様だった時はすごく怖くて、全然知らない人みたいで..寂しかった』