第101章 *奮起シーフ(ラギーの夢)*
『っ、ラギさん....会いたかった。すごく会いたかったの』
ラギー『うん、オレも。
(そんなに離れてなかったはずなのに、もう随分と長く会えてなかった気がする。やばい、今すげぇ泣きそう....)』
互いの温もりと匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、暫くの間二人は久しぶりの抱擁に浸っていた
『ラギさん。さっきの、"いぎたない"ってなに?』
ラギー『ん〜?意味知ってるくせに、何言ってんすか?事実そうでしょ』
『そんなこと、ないもん』
ラギー『うっそだぁ〜。オレと寝てたときも、揺すって声かけてを5・6回。そこからキスしてハグして、暫くそのままの状態で数分。んで、ようやく半分頭が起きてくるでしょ?』
『むぅ.....』
ラギー『まぁ、レオナさんよりかは起きるの早いから、そこまで苦じゃないっすけどね』
『..ごめん。すぐ起きれなくて』
ラギー『レイラちゃんの寝顔と、ふにゃふにゃ甘えてくるのが可愛いから良いっすよ』
ユウ『ふーたーりーとーもー。そろそろ次の夢に行きますよぉぉぉぉ』
『ん、今行く』
ラギー『なんかユウくん怨霊みたいな顔になってんね...こわっ』
セベク『よし、では次の夢に渡ろう。シルバー、いけるか?』
シルバー『もちろんだ。みんな俺の腕に掴まってくれ』
広げた腕に全員が集まり、それぞれシルバーの体にくっつくが、人数が増えたことでそこはもうぎゅうぎゅう状態となっていた
『んむむ..』
ラギー『ぐえぇっ..夕焼けの草原の小型バスよりぎゅうぎゅうじゃっないすか!
シルバー『振り落とされないよう、しっかり掴まっていてくれ。行くぞ!
"いつか会った人に、いずれ会う人に..
同じ夢を見よう(ミート・イン・ア・ドリーム)"!』