第101章 *奮起シーフ(ラギーの夢)*
『『『『えっ!?』』』』
ジャック『この学校を作ったのは、レオナ先輩..だと!?』
ラギー『え?君たちレオナ王子を知ってるんすか?』
アズール『え、ええ..しかし、この学校を設立されたのが彼だとは知りませんでした』
ラギー『レオナ王子は外国の魔法士養成学校に留学してて、去年卒業して戻ってきたらしいんすけど..ここだけじゃなく、国中いろんなところに学校やらマジフトチームやら作ってくれてるんすよ!』
ユウ『意外だね、先輩がそんなことするなんて』
『そうかな?でもレオさん優しい人だから、そういうこともするかも』
ラギー『"お前たちが上手くやれば、未来に輝いてる全ては俺たちのものだ!"..とか言って、くぅ〜、か〜っこいいっすよねぇ!この国の若い奴らには、第1王子のファレナ様より、第2王子のレオナ様の方が人気なんすよ』
オルト『そうなんだ。ラギーさんはレオナ王子に会ったことある?』
ラギー『直接ってこと?まっさかぁ。ただの学生が会えるわけないじゃないすか』
カーン、カーン!!
ラギー『やばい、授業が始まっちまう!それじゃ、オレはここで。ばいばーい!』
『またね.......ラギさん』
鐘の音に耳を立て急いで去っていく背中に、聞こえないように小さく彼の名前を呼び、切ない表情で校舎へと消えていく姿を見送った
?『あんたたち、もっとドーナツを食べていくかい?』
グリム『おう!もっと食べたいんだゾ〜!』
セベク『うむ、1つでは食べた気がしない。もう1つ..いや3ついただこう』
ユウ『めちゃめちゃ食うじゃん。カロリーゼロとはいえ、食べ過ぎ注意ね』
『のど、乾いた..』
?『あらあら大変。ほら、フルーツも冷たい飲み物もいくらでもある。飲んでいきな』
『ありがと』
シルバー『みんな、熱中症に備えて水分補給は怠らないようにしよう』
ジャック『そうっすね。ここは街中に比べりゃ涼しいが、それでも暑いし..冷たい飲み物は助かるぜ』
アズール『同感です。ハイビスカスジュースの酸味が疲れを癒やしてくれますね』
オルト『戦いやハードなマジフトの試合が続いていたから、ここで少し休息を取っておくのもいいかもね』