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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第101章 *奮起シーフ(ラギーの夢)*





ジャック『!!道の先を見てみろよ。伝説のハイエナたちの銅像だ』


ジャックの指差す先には、通りを流れる噴水があり、その中心には3匹のハイエナの銅像がそびえ立ち太陽の光を受けキラキラと輝いていた


シルバー『伝説のハイエナ?』




ジャック『グレート・セブンの百獣の王に仕えたハイエナたちっす。自分たちの権利向上のために、百獣の王と一緒に戦ったとか。百獣の王は彼らを"真実の友"と呼んでいたらしいぜ。ラギー先輩の地元じゃ、英雄みたいな扱いだって聞きました』


アズール『はぁ..ここは街中の暑さが嘘のように涼しい。豊かな食材と水景設備のおかげでしょうか?』


『ん、気持ちいね』


グリム『ふなっ!見ろよユウ!レイラ!そのへんに生えてる木、ぜーんぶフルーツがなってるんだゾ!』


ユウ『ほんとだ、すごいね..って、勝手に食べちゃだめだからね』


グリム『ちぇ〜。腹減ったんだゾ..』


諌められ仕方なく物欲しそうな視線で見つめるだけで我慢することにしたが、少し離れたところでラギーとその取り巻きが近くに生っているフルーツを毟り取るとそのまま食べ始めた


シルバー『どうやら、この庭になっている果物は全て食べていいらしい』


ユウ『しかも無料とかぶっ壊れすぎでしょ』


『いいな..』


グリム『うちの学園長は、庭の林檎を勝手に取ると怒るのに!ずりぃんだゾ〜!』


セベク『ナイトレイブンカレッジの食堂のテーブルにも、自由に食べていいフルーツが用意されてはいるが..この庭になっているものが全て食べ放題とは..すごいな』




グリム『うぐぐ..オレ様、もう我慢できねぇ!食べ放題なら、オレ様もフルーツをいただくんだゾ!』


ジャック『あっ、こら待て!グリム!』


タダで食べ放題という最上級の誘惑に、その我慢は一瞬にして崩れ去った。ジャックの制止の言葉を無視してすぐ近くの木に飛びつくと、フルーツをもぎり取りムシャムシャ食べ始めた


ユウ『こらー!勝手に食べない!』


『ぁぅ、でも美味しそう..』



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