第100章 *飛翔インプレッション(ジャックの夢)*
セベク『え?』
ジャック『先輩たちはマジフト大会の試合中に散々仕返しされてたが、その程度じゃ許せない奴もいて当然だ。俺たちはそれだけのことをやっちまったんだから』
セベク『......サバナクローにも、貴様のような者はいるのだな』
ジャック『は?』
セベク『別に、深い意味はない。ただの感想だ!』
ジャック『なんだそりゃ..?』
『んふふ..』
セベク『こらレイラ、笑うんじゃない!』
『んふふ、ごめんね』
グリム『おーい、ジャック、セベク、レイラ!早くこねーと置いていっちまうんだゾ〜〜!』
ジャック『おう、今行く』
手を振り催促するグリムの元へと早足で戻ると、既に他の面々がシルバーにくっついていた。ぱっと見、華奢に見えるシルバーの腕に"大丈夫なのか"と不安を口にしながらジャックは恐る恐る腕を掴む
しかし、寮服の上からでは分からなかったシルバーの腕はジャックの想像を超え、手のひらにガチっとした剛健な感覚を与えた
ジャック『こいつ..細腕に見えて、かなり鍛えてやがる!』
シルバー『俺も幼い頃より鍛錬を続けてきた。絶対にお前たちを離したりはしない。安心してほしい』
ジャック『お..おお』
シルバー『では..いくぞ!
"いつか会った人に、いずれ会う人に..
同じ夢を見よう(ミート・イン・ア・ドリーム)"!』