第4章 *覚醒ストレンジャー*
ヤバいどうしよう、心臓凄いバクバクしてる..
ユウ『あの、レイラ?そんなにくっつかなくても、』
『こうしてた方がユウもあったかいでしょ?』
そうじゃないんですよレイラさん!!
当たってるんですよ貴女の柔らかいものが!!!
等と言えず、ただただ自分の心に落ち着けとひたすら深呼吸した
『ねぇユウ』
ユウ『な、なに?』
少し目線を下げると、彼女の綺麗な深紅色の瞳が僕を見上げていた
上目遣いなんだよなぁ..//
ここにきてようやく落ち着いて彼女の姿を見ることができたと思う
綺麗な黒髪...あ、毛先は白なんだ。睫毛長っ、それにこの瞳、やっぱり凄く綺麗だ..
背は小さくて、でも子供体型じゃなくて寧ろ...
ってなに考えてるんだ僕は///!!!
にしても良い匂いがする。女の子ってみんなこんな感じなのかな?それとも、レイラだから?
若干変態混じりになってきた自分にとりあえず一喝いれといた
彼女の呼び掛けに返事をしたが、何故かそこから言葉が返ってこなくなる
ユウ『レイラ?』
『..なに言おうとしたか忘れちゃった』
ユウ『えぇ~..もうなんなのそれ』
思わず笑ってしまった。でもレイラは嫌な顔一つせず、僕を微笑ましく見ていた
『やっと笑ったね、ユウ』
ユウ『え?』
『さっきまでずっとバタバタしてたから、ユウの笑った顔見れてないなって思って..ユウの笑顔、好き』
ユウ『っ//あ、ありがと。ね、ねぇレイラ』
『なに?』
ユウ『レイラのこと色々聞いてもいいかな?いや、変な意味はなくて、これから暫く一緒にいるわけだし、少しは知っておいた方がいいかなと思っただけで』
『ん、いーよ。何聞きたいの?』
ユウ『じゃあ、レイラっていつもはお父さん達と一緒に寝てたの?』
『..うん。寝るときもご飯食べるときも、遊ぶときも勉強するときも』
ユウ『愛されてるんだね』
『どうだろう..』
突然レイラの表情が暗くなる。何か余計なこと言った!?