第4章 *覚醒ストレンジャー*
『さっきも言ったと思うけど、私昔から危ない人とかに狙われやすいみたい。何回か攫われたりとか、あったらしくて..』
そうだった。さっきはそこまで考えてなかったけど、良く考えてみれば小さい頃から凄く怖い思いをしてきたんだ..
『それから、一人は危ないからってパパ達はいつも私の側にいた。お仕事は家で出来ることだから良かったけど、それでも毎日私の側にいてくれて、外にも余り行けなくなって..
私、パパ達の迷惑になってると思うの。でも、誰かといるのが当たり前で過ごしてきたから、一人だと怖くなって何もできなくなっちゃった』
僕の馬鹿ぁぁぁぁぁ!!!なんて話題のチョイスしとんじゃ!!この子にこんな悲しい顔させたかった訳じゃないのに...
『だからね、ユウがこれから一緒に寝てくれることになって、凄い嬉しかった』
ユウ『っ、そ、そっか..//』
レイラの破壊力抜群の笑顔にやられて死にそう
ユウ『で、でもね。僕以外の男の人にはそんなこと言っちゃダメだからね?』
『どうして?』
ユウ『世の中には変なこと考えてる人だっているわけだし!誰彼構わず言っちゃダメって言うか、その』
『私、好きな人以外には言わないよ?』
ユウ『すっ//!?だから、そういうのが』
『なんで?好きな人に好きって言っちゃダメなの?私、ユウの事好きだよ?』
ユウ『っ~//』
なんにも知らないような無垢な目で見上げられても、僕だって男だ。そんな風にいられると勘違いする
チュッ..
『ユウ?』
やってしまった..思わずやってしまった。キスしてしまった..頬だけど。でもこれで少しは分かってくれたでしょ
ユウ『わ、分かった?こういう事されるかもしれないんだから、気をつけt』
『嬉しい..』
はい何もわかってないですねこの子は!!!
『これから寝る前にそれ、しよ?』
しかも新たな爆弾投下してるし!なんなのこの子は!嬉しそうに目を細めてる。くそぅ、可愛い
ユウ『っ、もう寝よ!明日も早いし!』
『ユウ、ギュッてして』
言いたいことは多々あるけどもうキャパがないのでいいです