第4章 *覚醒ストレンジャー*
グリム『なんだ~?お前達そういう仲だったんだゾ?』
ユウ『ち、違う違うっ//!レイラ、流石に二人は..っほら、狭いし落ちちゃうよ』
『くっついて寝れば大丈夫』
ユウ『(そういう問題じゃなくて..)レイラは女の子でしょ?』
だから、と言おうとしたユウだったが、思わず口をつぐんでしまった。目の前の彼女がまた泣きそうな顔をしていたからだ
『ユウは..私と寝るの、や?』
ユウ『い、嫌じゃ、ない..』
『じゃあ私と一緒に寝よ..?誰かが隣にいてくれないと..怖い』
レイラ潤む瞳に僅かな恐怖の色が見え、ユウは息を飲んだ
ユウ『..分かった。一緒に寝よっか』
『うん..ありがとユウ。これから毎日一緒に寝ようね』
ユウ『え、流石に毎晩は..』
『でも暫くは家具もないし、ベッドは一個だけだよ?』
ユウ『(確かに。あのソファー寝心地良さそうじゃないしな。絶対体痛める。だったら余計にレイラを寝させるわけには..)』
悶々と考えていたが、解決策は見つからず結局レイラの提案通り、毎晩一緒に寝ることに決まった
ユウ『(はぁ..どうしよう///)』
かなりの心配もあったが、目の前の彼女が嬉しそうに笑う姿を見られて、まぁいいかとなった
オンボロ寮・自分達の部屋
〔ユウ〕
って全然良くない!!!!!寝られる気がしない!!
ベッドは思ったよりも狭く、二人でギリギリだったので結果的にレイラとかなり密着した状態で寝ることになってしまった
グリムは足元の方で既に爆睡だし...
『ユウ、狭くない?ちゃんと入れてる?』
ユウ『え、うん..大丈夫。レイラこそ平気?寒くない?』
『ん、ユウにくっついてるからあったかい』
そう言いながら僕に抱きついてきた
抱きついてきた!?
待て待て待て待て!!ちょっとマテ茶!!←
抱きつかれるのは何度かあったけど、まさかのベッドの中で抱きつかれるとは思わなかった
この状況、だいぶまずいんじゃ..