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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第100章 *飛翔インプレッション(ジャックの夢)*





イデア『ちょっ、熱い熱い!!タブレットが発熱するほど高速で摩擦するのやめてくださらんか!?』


オルト『そんな恥かしがらなくてもいいのに。少し歪んだ部分はあったけど、男子高校生的には健全な夢だったよ。ねぇ、ユウさん?レイラさん?』


ユウ『あーおもろい。まあ、学園のスターになりたいみたいな気持ちは誰にでもあるもんじゃないですか?マドルで満たしたバスタブで、モクテル傾けるよか全然まとも』


『むぅ..でもあのアズさんは、あんまり好きじゃなかった』


アズール『..そ、その節はほんとに申し訳ありませんでした。貴女に危害を加えるようなことはもう金輪際しないと、期末テストの一件から心に決めていたというのに』


『んふふ。でも、今は元のアズさんだから大丈夫。"私の"大好きなアズさんに戻ってくれて嬉しい』


アズール『〜〜っ..そう、ですか』





シルバー『(..また胸が痛みだした)オルトたちの言う通りだ。気にすることはない』


アズール『やめてください。本物の花形選手であるシルバーさんたちに慰められるなんて、余計にいたたまれなくなります』


シルバー『花形選手..俺たちが?』


アズール『貴方たちが出場した馬術大会の動画がネットニュースに掲載された際..短く切り抜かれた動画がマジカメで拡散されたことがあるんですよ。まるで王子様のようだ、とね』


シルバー『..知らなかった。知っていたか、セベク?』


セベク『知らん!マジカメは連絡手段にしか使っていないし、人間どもが投稿するくだらん動画や写真に興味はない』


シルバー『そうか..だが、みんなが王子様だと話題にする気持ちは理解できるな。なにせ..俺が大会の時に騎乗しているサムソンは、とても美しい白馬だ。障害物に臆さない勇敢さもある。王子様と言われるのも納得だ』


セベク『むっ。それは聞き捨てならん!サムソン号が王子であれば、僕の愛馬テンペスト号だってそうだ。馬は生来気分屋が多いと言われるが、テンペスト号は風格抜群でありながらも恭順!馬術に適した名馬だぞ!あいつこそが、馬の王子様と呼ばれるに相応しい!!!』





アズール『いえ、王子様と呼ばれていたのは馬ではなく騎乗していた貴方がたなんですが..』




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