第99章 *追跡マーメイド(アズールの夢)*
オルト『見て、エースさんやデュースさんがいる!』
『リドルさん、レオさんも..』
ジャミル『って、おい!カリムもいるじゃないか!アズールと契約させるだなんて、この夢にいる俺は何をやっているんだ!?』
イデア『え、待って..?拙者もいるじゃん!拙者とて、絶対にアズール氏と契約なんかしませんぞ!!解釈違いすぎる!』
セベク『お前ら、そんなことに文句を言っている場合か!』
シルバー『すぐにジェイドたちに加勢しよう!』
『『『ああ!/はい!/おう!』』』
『ん!』
ユウ『了解!』
全員大きく頷くと勢いよくモストロ・ラウンジへと飛び込む。すでに囲まれた二人の元へ行く為に、レイラはペンを取り出して闇の手を放つ
『あっち行って!』
『『『うわああああ!!』』』
『今のうち、みんな行って!』
シルバー『ありがとう、レイラ!』
はたくように振り下ろされた闇の手が生徒たちを吹き飛ばしていく。ちょうど開けた隙にシルバーたちは二人の背後を守るように立つ
シルバー『ジェイド、フロイド!加勢する。背後は任せろ!』
ジェイド『ありがとうございます、皆さん』
フロイド『あはっ。じゃあ、みんなで一緒に暴れちゃおっかぁ。小エビちゃん、このアタッシュケース持っててぇ』
ジェイドから引ったくると、戦闘の輪から外れいつでも逃げられるように入り口で待っていたユウへと高く放り投げた
弧を描き落ちてくるアタッシュケースは、レイラの浮遊魔法で威力を落とすと、そのままユウの手に収まった
ユウ『まっかせてください、絶対渡しませんから!その代わり、ボコボコにやっちゃってくださいね!』
ジェイド『ええ。レイラさんは、ユウさんの護衛をよろしくお願いします』
『ん、絶対守るから』
ユウ『レイラカッコいい』
フロイド『ヒャハハハ!やっちゃおうぜ、ジェイド!』
ジェイド『ふふ。フロイドが楽しそうで何よりです』
アズール『この僕に逆らうとは..なんて不幸せで、哀れな人たちなんでしょう!』
互いに睨み合いながら、アズールの覚醒をかけた大一番の戦いが始まった