第15章 *続出アクシデント*
ケイト『んじゃ、次行ってみよっか』
『真ん中の人、スゴいキレイだった...』
ユウ『確かに...』
『あんな風になれるかな?』
エース『いやいや、レイラはそのままで可愛いだろ。つかあの人とオマエ、方向性違うしな』
『エース...』
ケイト『うわ~、サラッと口説いてるし...』
ナイトレヴンカレッジ・中庭
ケイト『次はオクタヴィネル寮。けーくんチェック的には、2年のジェイド&フロイド・リーチ兄弟に要注意。連携攻撃が強力で、対戦相手の寮が手を焼いてたと情報あり』
ケイトの案内で中庭を捜していると、同じく中庭を歩くジェイド・フロイドの姿があり、レイラ達はこっそりと観察することにした
グリム『わっ!まるきり同じ顔が二人いるんだゾ』
エース『つか...あの二人、周りの生徒が小さく見えるくらいスゲー背がデカくない?』
グリム『ヒョロヒョロしてるけど、ノッポで強そうなんだゾ』
デュース『じゃあ、あの二人をマークしますか?』
『ジェイさん...フロさん...』
ユウ『レイラ?あの人達も知り合い?』
『ん』
ケイト『え~...あの二人と関われるとかヤバイね』
『そう?優しい(?)よ』
リドル『...本気かい?まさかあの二人が...。まぁ、ボクが犯人なら、彼らを狙うのは最後にするよ。あの二人...特にフロイドの方はあまり近づきたくない』
『あ』
げっそりした顔つきで話すリドルの背後に突如としてフッと大きな影がさした
フロイド『あ~~~~金魚ちゃんだ~~~!』
リドル『うっ!見つかった!』
フロイド『金魚ちゃん、こんなとこで何してんの?かくれんぼ?楽しそうだね』
リドル『フ、フロイド。ボクのことを変な渾名で呼ぶのはやめろと何度言わせるんだい?』
リドルが小柄なだけあって、フロイドの身長がより際立ち、それのせいもあってかリドルは少し引くようにしていた
フロイド『だって、小さくて赤いのって、金魚でしょ?』
グリム『なんか変な奴なんだゾ』
眉をひそめるグリムに、フロイドは喋る猫だと興味津々に近づく