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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第99章 *追跡マーメイド(アズールの夢)*





?『あれ、もしかして陸の人間..?』


?『どうしてこのパーティーに?』


こちらに気づいた人魚が呟くと、辺りはザワザワとし始め興味深そうに視線を向けてくる。すると、その騒ぎに顔を上げたアズールはパッと顔を明るくすると、こちらへとゆっくり泳いで近づいてきた


アズール『彼らは僕のゲストです。まさか本当に来てくれるなんて、皆さんはとても勇気がある方々のようだ。ようこそLa Grottaへ。


おっと、いけない。伝え忘れていたんですが、このパーティーは陸の方限定のドレスコードがあるんです』


セベク『なんだと?そういうことは早く言え!』


グリム『そういや、前にクルーウェルが言ってたんだゾ。豪華なレストランに入るには、ふぉーまる?な服と靴が必要だって..』


アズール『服?靴?そんなものは必要ありません。ここは海の中ですよ?海底のパーティーに必要な装い。それは..これです!』


魔力を込めた手を振ると、セベクの頭上でポンと音がした。そこには、いつかのあの日に、アズールが契約違反した生徒たちを従わせるためにつけた、小さなイソギンチャクが生えていた


セベク『うわっ!なんだこれは!?』


グリム『げげっ!頭にイソギンチャク!?』


アズール『海の中では最高にフォーマルとされているヘアアクセサリーです。波の動きに合わせて揺れるところが素敵でしょう?これさえ身につけていれば、冴えないコーディネートも一気に格上げ。パーティーの主役間違いなし!』


戸惑うセベクたちを他所に、次々とイソギンチャクを生やしていく。結局、ジェイド・フロイドを除いた全員の頭にイソギンチャクが生えることなったに


ユウ『げっ!まさかのこれかよ..にしてもダサ..ごほん!失礼』


『んむぅ..可愛くない』


オルト『すごく前衛的なアタッチメントだね』


ジャミル『ほ、本当にこんな間抜けなイソギンチャクがドレスコードなのか?』


アズール『間抜け?..陸の皆さんにはそう見えるんですね。気に入っていただけず、残念です。海のファッションを楽しんでいただこうと思ったのに..』



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