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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第99章 *追跡マーメイド(アズールの夢)*





シルバー『みんな、とりあえずアズールに誘われた祝勝会に行ってみないか?もっと情報が得られれば、覚醒への具体策が見えてくるかもしれない』


セベク『うむ。それに夢の主とあまり離れすぎるのも良くないからな』


グリム『急がねえとパーティーの飯がなくなっちまうかもしれねぇんだゾ!早く行こう!』


ジェイド『そういたしましょう。もうじき陽も落ちる。夜の海は皆さんにとって安全な場所とは言えませんから』


フロイド『んじゃ、案内するからついてきて〜』


先頭を泳ぎだすジェイドとフロイドに続き、シルバーたちもパーティー会場へと向かい泳ぎだした






イデア『...なーんか、嫌な予感がするんだよなぁ』


『私も。ここらへんがすごくゾワゾワしてて、行かなきゃいけないんだけど、行っちゃだめな気がする』


オルト『兄さん、レイラさん?どうかした?』


イデア『いや..なんでもない。行こう。ほら、ヒロイン氏も』


『ん....』





ユウ『..あれ?レイラがいない。あ、まだ後ろにいた。おーい、どうしたの?』


『今行く』


胸の奥で渦巻く不穏な予感を抱えたまま、三人は遅れて一同の列に加わり会場へと向かった












珊瑚の海-La Grotta



フロイドたちに連れられて、アズールの母が経営しているというリストランテ、La Grottaへと到着した。外観からもわかる敷居の高そうな雰囲気に若干気圧されながら、恐る恐る入口のドアを開けた


綺羅びやかなシャンデリアが照らす店内は高級リストランテ..にしては派手な装飾が施され、かかっているBGMも落ち着いたジャズではなく、まるでダンスクラブのような激しいものだった


貸し切りにしているのかアズールたち以外の客はおらず、ノリの良い曲に合わせてそこら中で人魚たちが楽しそうに踊っていた


グリム『ふな〜!すげえ、いっぱい人魚がいるんだゾ』


『あんまり、こういうとこ好きじゃない』


ユウ『うん、なんとなく分かる。陽キャっていうか、なんかチャラついた連中の溜まり場みたい』

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