• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第98章 *海中サーベイ(ジェイドの夢)*













珊瑚の海-海底火山




オルト『霊素シグナル、トラッキング成功。指定された座標へ到着しました』



次にたどり着いたのは先程と同じ海中だった。しかし、目の前に広がる景色は先程の難破船が転がっていたあの場所よりも、更に深く暗い深海


砂地の先には山が連なり、ひときわ大きな山の上には巨大な竜のような骨が横たわっていた。骨の奥からは何が燃えているかのように光を放ち、ぼんやりと辺りを照らす。骨の周りでは、モヤモヤと吐き出される紫煙が不気味さを醸し出していた




グリム『ふなっ!今度は最初から水の中なんだゾ』


オルト『よかった。エアドームは問題なく発動しているね』


フロイド『あれぇ、海の中だ。ジェイドのことだからぜって〜山の上だと思ってたのに』


ジャミル『さっきまでいた場所より、かなり暗いな』


フロイド『てかさ、クラゲちゃんのユニーク魔法やべーね!あれでいろんな人の夢に入って行けるの?いいなー、そのユニーク魔法!羨ましー』


シルバー『羨ましい..初めて言われたな。眠っている時にしか使えないかなり限定的な魔法なんだが』


フロイド『眠ってる時に使えるからいいんじゃん!寝てる間もずーっと遊べるってことでしょ?しかも、自分には全く思いつかないような変な世界で。それってぜって〜楽しいじゃん』


シルバー『フロイドらしい視点だな。確かに..お前なら魔法を使いこなして、楽しく過ごせそうだ』


なんの警戒もなくポツンと放った言葉に、ジャミルは心底嫌そうな顔で首を横に振った


ジャミル『もしフロイドがその魔法を使えていたら、他人の夢に不法侵入してめちゃくちゃやって悪夢にするだろうよ。シルバーのような善良な人間が習得してくれて本当に良かったと、俺は心の底から思うぞ』


/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp