第96章 *盛況アライブ(ジャミルの夢)*
ヴィル『現実に戻ったら、また、あたしにあんたを着飾らせて。とびきり可愛くしてあげるから。その後は二人でお茶をしましょう?』
『する....それから、いっぱいギューとなでなでしてほしい』
ヴィル『いくらでもしてあげるわよ』
最後に強く抱きしめ合い体を離すと、今度は隣のカリムへと抱きついた
カリム『レイラ、帰ったらスカラビアに来てくれよ。お前の好きな食べ物いっぱい用意するし、贈りたい物もあるんだ。それで、絨毯に乗ってまたあの星空を見に行こうぜ』
『ん。私も、お話したいこといっぱいあるの。カリムさんにも、ギューしてなでなでされたい』
カリム『おう!いっぱいしような』
カリムとも強く抱きしめ合うと、名残惜しそうに二人へ手を振りながらシルバーの元へと戻っていく。愛しい存在が離れていくことに寂しさを感じながら、ヴィルたちは改めて全員に向き直る
ヴィル『それじゃあ、みんな。あたしたちはここでお別れだけど..美しさもパワーも最高の状態に仕上げて、パーティー会場へ向かうわ。楽しみにしていてちょうだい』
カリム『一緒に行けないのは残念だけど..ジャミルがいるなら何にも心配いらないな。あとは任せたぜ、みんな!』
二人の送り出す言葉に全員大きく頷くと、シルバーは次の誰かの夢へと渡りを開始した
シルバー『"いつか会った人に、いずれ会う人に..
同じ夢を見よう(ミート・イン・ア・ドリーム)"!』