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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第13章 *サバナクロー寮編~荒野の反逆者~学食スクランブル*




『レオさんに伝えて...放課後行くから待ってて』


ラギー『りょーかいっす...(あ~でも連れてこなかったら文句言われそう...)じゃあまた』


『ん、またね』


ラギーはレイラを集団の中から安全な場所へと連れ出すと、再び争奪戦の輪の中に入って行った


『ユウ...いた』


ユウ『レイラ!良かったどこに行ったかと思った...大丈夫?何もなかった?』


『大丈夫。ちょっと流されちゃったけど優しい人が助けてくれた』


ユウ『そっか...目を離したりしてごめんね』


『ううん。ユウ、手繋ご?』


ユウ『離れないようにね』


二人は手を取りエース達と合流すると、メンチカツサンドを手に入れてはしゃぐグリムの元へと向かった。だがそこで見た光景は、グリムがメンチカツサンドをラギーへと手渡している姿だった


ユウ『あのグリムが...』


『珍しいね...あれってハイエナさん...』


メンチカツサンドを受け取ったラギーはニヤッと意味深な笑みを浮かべると、シシシッと上機嫌に足早に去って行った


グリム『ふ、ふ、ふなぁぁぁ~!!!オレ様のデラックスメンチカツサンド~!!』








『グリム3つも余裕で食べちゃった...』


デュース『それにしても、さっきはどうしたんだ?そんなに文句を言うなら交換しなきゃ良かっただろう』


グリム『ちげーんだゾ!なんか、アイツが手を差し出したらオレ様も勝手にアイツと同じ動きしてて.. それで気づいたらパンを交換してたんだ』


『よしよし』


耳を垂らして落ち込むグリムを慰めるように撫でると、レイラの懐に飛び込みしがみついた


エース『おいこら離れろ』


『ノリで渡しちゃった?』


グリム『そういうんじゃなくて...ううん、上手く説明できねぇんだゾ~!』


グリグリと胸に擦り寄せひとしきり甘えると、やけ食いだと言ってデュースのパスタを奪おうとしていた


エース『そういやオレ達、今日の放課後学園長に話があるから来いって言われてるじゃん?一体なんだろうね?』


デュース『もしかすると、先日のローズハート寮長の件かもしれないな』


『ね..』


エース『こないだの闇落ちバーサーカー事件か。ん?どうした?』


『ごめん、それ行けない』


『『『え???』』』




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