第93章 *愕然ワイルド(ルークの夢)*
エペル『パーティーへの招待状?』
イデア『別名、マレウス氏との最終決戦フィールドへのリンクコード。それはエペル氏専用だから、なくさないでくだされ』
エペル『!!分かりました。しっかり持っておきます』
大きく頷き制服のポケットにしっかり入れると、それを確認したシルバーは次の渡りへと準備を開始した
シルバー『みんな、移動の準備はできたか?..では、エペル。俺に掴まってくれ』
その言葉に"はい"と返事をすると、既にくっついているグリムの後ろからシルバーの腰に手を回した
『むぅ..人がいっぱいでギューギューだ』
エペル『あ、ごめん!痛かった?』
『ううん、大丈夫。もっとくっついていい』
セベク『うう、確かにどんどん人口密度が高くなってきたな..大丈夫なのか、シルバー?』
シルバー『ああ、問題ない。もともと魔力の消費は多くない魔法だからな。みんな振り落とされないよう、しっかり掴まっていてくれ..いくぞ
"いつか会った人に、いずれ会う人に..
同じ夢を見よう(ミート・イン・ア・ドリーム)"!』
光が辺りを包み込みシルバーたちはその姿を消し、メインストリートには残された僅かな光の粒だけが宙を舞っていた
ーーーーーーーーーーーー
サバナクロー寮
オルトのサポートもあり、今度は衝撃も殆どないまま新たな夢の世界へと着陸した
日差しと時折吹く風が砂埃をあげ、まるでサバンナの地に立ったような感覚
レイラはそこを何度も訪れていて、肌をさす感覚で、目を開ける前からここがサバナクロー寮だと分かっていた
『ここ誰の夢?』
ユウ『さあ?でもここに着いたってことは、サバナクローの誰かってことだよね』
『(もしかして、レオさんかラギさんかジャック?)』
シルバー『よし、すぐにでも夢の主探しを始めよう』
?『おや?君たち..そこで何をしているんだい?』