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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第90章 *難航トランスポート*





シルバー『その装備は..!?』


セベク『ふ、ふふっ、気づいたか!ぞ、存分に見せびらかしてやりたいところだが..それは目の前の敵を片付けて、からにしようかっ!ふがっ!』


『ん、んふふ..』


セベク『そこ!笑うなっ!!』




鉄の者『新手か!ぐぬぬ、装甲掘削機の復旧を急、』







バキッ!!ザクッ!!






鉄の者『ーーは?』


迅雷一閃で衝撃と雷でショートした掘削機を立て直そうとしたその時、掘削機を下から突き上げ串刺しにする何本もの黒い棘が現れる


高く持ち上がった掘削機はそのまま完全に停止し、ボンッと音を立てて小さく爆発を起こした


『もう、使わせない』


シルバー『よし、よくやった!これであとは彼らを追い出すだけだ。行くぞ、セベク!』


セベク『貴様に言われるまでもない!』


鉄の者『くそっ!こうなったら..待機させている掘削機を全機出動させろ!!』


『え、まだあったの?』


銀の梟たちの背後の森から木を薙ぎ倒す勢いで何台もの掘削機が唸りを上げて現れる


『ぅぅ、だったら、』







?『そうはさせん!はぁあっ!』






掘削機の更に後方、上空に飛び上がったシルエットを空を駆ける稲光が映す。振り上げた魔石器が勢いよく振り下ろされ、1台の掘削機を一撃で機能停止させた


その勢いは風圧となり残りの掘削機を揺るがし、動きを止めさせた


身を翻しこちらに降り立ったその人物に、再び歓喜の波がレイラたちに押し寄せる


『ワニさん..!』


バウル『貴様らごとき下賤の輩に、崇行なる霊峰の地を1歩たりとも踏ませてなるものか!


全員ここで丸のみにしてくれる!!!』




シルバー『バウル殿!ご無事で..!』


バウル『..ふん。貴様らもよくぞここまで生き残ったものだ。そのしぶとさだけは認めてやろう』






バサバサバサ!!!






鼻を鳴らすバウルの頭上に突然コウモリの大群が現れ、そこから軽い身のこなしでリリア隣に降り立つ


リリア『ふっ..どうやらお前もくたばりぞこなったようだな、バウル』


バウル『右大将殿!バウル・ジグボルト、遅参いたしました』


セベク『リリア様!卵様とユウたちはどこに?』


リリア『橋の向こうの安全な場所に置いてきた』


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