• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第88章 *緊急リターニング*





ガラガラ..ドンッ!!






バウル『何事だ!?何かが降ってきたぞ!』


?『ぐぅっ..!』


天井の穴から落ちてきたそれは、苦しげな声を上げながら剣を突き立てヨロヨロと立ち上がる


薄暗い地下水路の中でも、僅かに空いた穴から差し込む光に照らされ輝く鎧と祝福された金の髪が揺らめく


『『!!!』』


シルバー『白い鎧、金の髪..』


リリア『お前は..夜明けの騎士!』


バウル『マレノア様の一撃を食らい、ここまで吹き飛ばされたのか!?』


夜明けの騎士『ううっ..お前たちは..


大きな魔石器に、蝙蝠の面..貴殿はもしや。茨の国の右大将、ヴァンルージュ!?その卵、まさか..!』


リリアとその腕に抱かれる卵に夜明けの騎士が息を呑む。その瞬間、殺意を露わにしたリリアは後方へと飛び退き牙を向く


リリア『キシャーーー!!!』


バウル『お下がりください右大将殿。ここは私が!』




ガラガラ..




グリム『ふなっ!?またすげえ揺れが!』


セベク『天井が崩れるぞ!』


『っ、リィさん、上!』


リリア『くそっ..!!』





ガラガラガラガラ!!!!





再び崩れた天井はその勢いのままリリアの上になだれ込んだ。怪我のせいもありリリアは逃げきることもできず瓦礫の中へと消えた


『!!!リィさん!!』


ユウ『やばい!!』


バウル『右大将殿とお世継ぎが瓦礫の下敷きに!』


シルバー『そ、そんな..親父殿!マレウス様ーっ!!』
















ふわり..











シルバー『あ、あの..オーロラ色の光は!? 』


リリアの埋もれた瓦礫の中からオーロラの光が輝く。それは以前、闇に呑まれそうになった際に、シルバーの胸元で光ったあの指輪の輝きと同じものだった









夜明けの騎士『守護妖精よ..我に力を!はあああっ!!』




/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp