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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第88章 *緊急リターニング*





セベク『ご心配には及びません。僕らの師匠の教えに恥じぬ働き、ご覧に入れましょう!』


バウル『人間のくせに..なぜそこまで。

….ふん、命知らずめ。ならば好きにするがいい。私は忠告したぞ!』


『『ありがとうございます!!』』









頭を下げると直ぐ様歩みだしたセベクを筆頭に、5人は早足で砦内を散策し始めた


セベク『急いで必要なものを揃えるぞ。モタモタするな!』


グリム『おう!バルガスの補習で鍛えたオレ様の華麗な飛行術、見せてやるんだゾ!』


シルバー『待て、セベク。まだ砦の中に鉄の者が潜んでいるかもしれない。気を抜くな』


セベク『ふん!そんなことは分かっている。グリムとユウとレイラは僕の後ろを離れずついて来い!特にレイラは僕から絶対に離れるな。貴様の周りは常に危なっかしいからな!』


グリム『ほ〜ん?そんなこと言っていいのか?オレ様の前に立ってたら、うっかり炎で尻を焼いちまうかもしれねえんだゾ』


セベク『なっ!脆弱な貴様らを守ってやろうというのに..!』


『ん、ありがとセベク。じゃあ..手、繋ご?』


はい、と差し出された小さな手に、セベクの頬にぶわっと熱が灯り汗が一筋頬を伝う


セベク『な、なにを言っている!そんな子供じみたことを、誰がするか!!』


『私達まだ子供だよ。それに、前は繋いでくれたでしょ?』


セベク『あの時はし、仕方なく..ええい!とにかく、貴様と手など繋がん!』


ユウ『あ~らら勿体なぁい。後で絶対後悔するよ』


セベク『誰がするか!』


『むぅ..』


シルバー『ならば俺と繋ごう。これならはぐれずに済む』


行き場がなくなり下ろそうとした手をシルバーの大きな手が優しく包む。見上げたオーロラの瞳は温かい色を帯び、包んだ手を親指がそっと甲を撫でた


『んへへ..嬉しい』


シルバー『喜んでくれたようで何よりだ』


ユウ『(ちくしょう、我慢だ)』


セベク『っ!!(べ、別に悔しくなど..ない)』


















ガタッ!!ガラガラーン!!








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