第11章 *暴走プリーフェクト*
『っ...ぁ』
[メザメタバカリジャ、コンナモノカ]
『貴方...っ...あのまま、あの人を』
[ウン?コロソウトシタヨ?ボクガカンゼンダッタラ、カレハアノママシンデタ]
『やめて..っ..あんなこと』
[マアマア、ケッカテキニタスカッタンダカライイジャナイカ]
『良く、ない...っ、もう二度と、出てこないで』
[イヤダヨ。ツギモキット、ボクガヒツヨウニナルトキガクル。キオクダッテ、キミニハヒツヨウダ]
『っ...ぅぁっ!!』
[オット、モウオメザメノジカンダヨ。ジャアマタネ]
『...はぁっ...ユウ?おは、よ?』
ユウ『おはようじゃないよ..もう。でも良かった...目が覚めたんだね』
『ん...苦しい』
ユウに力強く抱き締められ、息苦しさに抵抗をみせるがユウの体が余りにも震えていて、自分が彼にまた心配をかけていたことに気づく
『ごめん...ユウ。もう大丈夫だから』
ユウ『うん...』
エース『レイラ...』
『エース...ほっぺごめんね?』
しゃがんで目線を合わせるエースの頬に走った一筋の傷を、そっと指でぬぐうとその手を掴まれ指先にキスを落とされる
エース『...オレの方こそごめん。レイラはまたオレを守ってくれたのに、オレはオマエを守れなかった。かっこわりぃ...』
『ううん...エースはかっこよかったよ。あの人に向けた言葉...凄く胸に響いた。本当にエースって凄いなって今日改めて思った』
デュース『レイラ...いいか?』
『デュース?っわ...』
泣きそうな顔でレイラを抱き締めると、その存在を確かめるように頬を寄せた
デュース『寮長にお前が捕まったあの時、俺はこのままお前がやられるんじゃないかと思って...怖かった。本当に怖かった...だから俺はもっと強くなる。二度とあんな目に遭わせないためにも』
そう言うと、デュースは肩を掴み慣れない動きでレイラの唇にキスを落とした
『『『あああっ!?』』』
デュース『お、俺も...お前が、好きだから///良い、だろ?』
『うん...嬉しいデュース』
もっかいする?と悪戯に微笑むレイラにユウが直ぐ様引き離したのは言うまでもない