第87章 *懐刀インパクト*
ユウ『(はぁ..)あ、そうだ。すっかり忘れてたけど、薬草を探すんだった』
『いいよ。これくらいなら寝たら気にならないから。それよりもう寝よ?疲れちゃった』
ユウ『本当に大丈夫?』
『ん』
シルバー『無理はするな。明日、進みながらでも探してみるとしよう。これだけ自然が豊かならすぐに見つかるだろう』
『ん、ありがと』
シルバー『さあ、晴れた日の夜は冷える。早く暖かくして寝るといい。
おやすみ』
ユウ『おやすみなさい』
『おやすみ、シルバーさん』
シルバーと別れテントに入ると、肩を掴まれその場に押し倒され、抵抗する暇もなく唇を奪われた
『んぅっ..ふ..ぅ..っは..んっ..//』
ユウ『はっ..レイラ..好き、好きだよ、愛してる』
『ぷはっ..ま、待って、ユ、んっ..ぁっ..//』
深く口付けられ、口内に入り込んだ舌が絡まってくる。逃げようとすると追いかけられ、ゾクゾクとした快感が体中を駆け巡る
『〜〜〜っ..//!!ん..ちゅ..ゃ..ぁ..//』
ユウ『っ、はぁ..可愛い..んっ』
『いっ..!』
繋がっていた銀の糸がプツンと途切れ、ユウは妖艶な笑みで舌なめずりすると、既に蕩けた表情のレイラの首筋に顔を埋めて強く吸い付いた
『はぁ、はぁ..ユウ、やきもち?』
ユウ『うん。レイラが先輩と仲良さそうに話してるから』
『ぁぅ..ごめん』
ユウ『本当はもっとめちゃくちゃにしてやりたいんだけど、この一件が終わるまではお預けかな』
『ぅぅ..//』
ユウ『ごめんね。これも僕だからさ』
『..いいよ。そんなユウも好きだから。私もね..その、し、たい..//』
目を潤ませ少しの期待をしながら見つめると、ユウは苦笑いで"やっぱり敵わないな"と言いながら、額にキスを落として隣に寝転ぶ
ユウ『早くツノ太郎を元に戻そうね。そしたら、僕らの寮でいっぱい気持ちいいことしてあげる』
『...ん//』
恥ずかしそうにキュッと結ばれた唇にもう一度キスをすると、おやすみと言って備え付けの厚めの大きな布を被り、小さな体をその腕に包み込んだ