第11章 *暴走プリーフェクト*
*戦闘シーンなので完全オリジナルです
リドル『またボクの魔法を...っ離せ!離せ!お前の魔法なんてボクがぶち壊してやる!』
リドルは化身ごと激しく動き出し、レイラの拘束を解こうとする。それを振り回されながらも必死に押さえ込みながら、レイラはリドルを見上げる
『絶対離さない...っ...エース達が、貴方をなんとかするまで離さない!』
ユウ『レイラっ!僕は魔法を使えない...でも君を支えることはできる』
持っていかれそうになる身体をユウが後ろから抱き締める形で支える
エース『今のうちだ!グリムっ、ありったけの炎頼んだぜ!』
グリム『任せるんだゾ!!ふな"ぁぁぁぁ!!』
エース『おらぁっ!風魔法くらえ!!』
グリムの吐いた巨大な蒼炎が、エースの風で大きく増幅していく。あの日見せたコンビネーションがリドルの化身が持つ薔薇の木を焦がしていく
デュース『よし、効いてるぞ!』
グリム『そんなおっかない武器、オレ様が焦がしてやるんだゾ!!』
リドル『生意気な事をっ!!』
一瞬の隙をついてリドルは化身の腕を動かし、薔薇の木をエース達目掛けて横殴りに振り回した
『『おわっ!!』』
グリム『ふに"ゃっ!!!』
『きゃっ...!』
ユウ『うわっ!!』
レイラも吹き飛ばしたことにより闇の手の拘束が解け、リドルは体勢を立て直した
リドル『たわいもない...すぐ吹き飛んでしまうようなちんけな魔法にボクがいつまでもかかっていると思うな!』
『いっ...た...』
ユウ『大丈夫っ!?』
『平気...ユウは?』
ユウ『大丈夫だよ』
エース『なんつー馬鹿力だよ...!』
デュース『おい!また来るぞ!』
リドル『吹き飛べぇぇぇ!!』
再び薔薇の木を振り回し、エース達は四方八方に吹き飛ばされた。そして立ち上がる隙を与えまいと、先程もやったように周りの薔薇の木を集め、宙へと浮かす
グリム『またあの木を飛ばす気なんだゾ!?』
トレイ『マズイ!"ドゥードゥル・スート"は首輪攻撃阻止に使ってる!』
リドル『まずはお前から串刺しだ!』
リドルが狙う矛先は迷うことなくエースを向き放たれた。今度こそ当たる、そう誰もが思った