第11章 *暴走プリーフェクト*

リドル『ぐっ...！オマエ達何のつもりだ！』


ケイト『ちょちょちょ、お前らなにやってんの！』


グリム『アイツ、あのままじゃ大変なことになっちまうんだゾ！？』


デュース『さすがにそこまでいくと寝覚めが悪い。それに...』


エース『まだ"ボクが間違ってました。ごめんなさい"って言わせてねーし！』


『ぅ...まだ私の気持ち、伝えて..ない！』


エース達や、リドルを必死に押さえ込みながら耐えているレイラの姿に、トレイは覚悟を決めた表情で前へと出た


トレイ『...お前達...分かった！少しの時間なら俺がリドルの魔法を上書きできる。その間に、頼む！学園長、寮生達の避難を頼みます』


トレイまで参戦することになり、慌ててクロウリーやケイトが止めに入る。危険だ、勝てるわけない。そんな言葉にもエース達は迷う事はなかった


エース『勝てる奴にしか挑まないなんて、ダサすぎんでしょ！』


グリム『そんなのは全然、クールじゃないんだゾ！』


デュース『正気に戻すのに手っ取り早い方法は、これしか思い付かないな』


トレイ『あぁ、あいつを失うわけにはいかない。俺は...あいつに伝えなきゃいけないことがあるから』


『トレイさん...一緒、だね..っ...私と』


トレイ『そうだな...エース達がなんとかするまで耐えてくれレイラっ！』


『任せて...っ...押さえ続けて、みせる...っ！』


ユウ『力を合わせてみんなでリドル寮長を止めよう！』


ケイト『...あ～～、くそっ！分かりましたよ。こういうの柄じゃないんですけどね～ホント！』


学園長『ああもう...生徒を避難させたら私もすぐに戻りますから！それまで耐えてください！』


リドル『どいつもこいつも良い度胸がおありだね...みんなまとめて、首をはねてやる！』


リドルは自身の背後に、ハートのインク瓶を頭にした巨大な人型の化身を生み出し、その手に持つ薔薇の木を振り回す


トレイ『"ドゥードゥル・スート！"俺が首輪攻撃を抑えている内に！』


『うぅっ...！力、強いっ...！』