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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第81章 *閑話カームデイ10 〜ポムフィオーレメイン〜*







ハーツラビュル寮・パーティー会場



リドル『みんな、今日はなんでもない日のパーティーではなく、先日の事件の収束を祝ったパーティーだ。だけどまずは、ボクからみんなに謝罪を..心配させてすまなかったね。
突然のことでまだ動揺している者も多いけれど、今日のパーティーで少しでもみんなが安心してもらえると嬉しい』


穏やかに微笑むリドルの声色に、寮生たちからは拍手や歓声が飛び交う。リドルの不在に酷く動揺していただけあって、彼の帰還はなによりも彼らの心を安心させた


寮生の誰もが笑みで迎える中、リドルは定位置である席へとつき、パーティーの開始を高らかに宣言した


リドル『ではみんな、今日は楽しんで..乾杯』


『『『乾杯!!!』』』






エース『で、お前らはオクタヴィネル3人衆に捕まって甘やかし係にされてたってわけね』


ユウ『甘やかし係はレイラだけで、ボクはケーキ食べてその光景をずーっと見させられてただけ。にしてもまさか、ここに呼ばれたのがパーティーだったなんて..ケーキ食べてきちゃったじゃん』


デュース『わ、悪い。寮長からはサプライズだからパーティーってことは言わないように口止めされてたんだ』


『呼んでくれてありがとって、お礼言いにいかないと』


立ち上がってリドルの元へと行こうとすると、腕を捕まれ席へと引き戻される。見ると、ムスッとした表情のエースが腕を掴んでいた


エース『その前に、オレらからの説教聞いてからな』


デュース『勿論ユウもだぞ。後でグリムもな』


『『え』』


エース『あの時ので終わりだと思うなよ、このおバカ二人』


デュース『僕らがどれほどお前たちを心配してたか、あのときは長く話せなかったからな。今ここで改めて、僕らから説教だ』


ズモモモ..と真っ黒なオーラを放ちながら逃さないように、ユウたちを挟む形で椅子を動かして座ると、ニコニコしながらそれぞれの腕をつかんだ


ユウ『お、御手柔らかに』


『二人共、怒るの..?』


エース『(うっ、泣きそうな顔してんじゃねーよ..あーやりづれー)怒..るけど怒んねーっていうか』


デュース『よ、要は今回のことで僕らはとてもお前たちを心配していたってことを伝えたくて』


結局、レイラの泣きそうな顔に二人は説教どころではなくなった


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