第81章 *閑話カームデイ10 〜ポムフィオーレメイン〜*
『やっと帰ってこれた』
ユウ『そうだね。ようやくのんびりとご飯を食べたり寝ることが出来るや』
エペル『あっ、ユウクン、レイラチャン!』
ユウ『おはよエペル。今から食堂行くけど来る?』
エペル『うん!僕もちょうど行こうと思ってたんだ』
『おはよ、エペル』
エペル『っ//おはよ、レイラ!』
ポムフィオーレ寮・談話室
食堂で腹を満たした後、購買で荷物を受け取ったレイラたちはポムフィオーレに戻り談話室でくつろいでいた
ユウ『改めてありがとうエペル。ここに泊めてくれるよう先輩と話つけてくれて』
エペル『いいよ。嘆きの島に行く前の時点で泊まる話してたでしょ?それの延長みたいなものだし。それに、ヴィルサンもそうしたかったみたいだから』
ユウ『今回みんなには助けられてばっかりだなぁ』
エペル『それはこっちのセリフ。ヴィルサンもルークサンも僕も、二人には凄く感謝してる』
『エペル』
エペル『ん?』
『ありがと。大好き』
エペル『へっ..//!?な、え、いやっ、ぜ、全然いいよ、お礼なんて』
顔を真っ赤に染めながら紅茶に手をかけると、照れ隠しにぐいっと勢いよく飲み干した
ルーク『ボンジュール、お三方!!』
『『『!!!』』』
突然ヒョコっと顔を覗かせたルークに驚いて、三人は紅茶を吹き出しそうになったりカップを落としそうになった
エペル『わいは、びっくりさせねんでください!心臓吹っ飛ぶかと思った』
ユウ『あっぶな..カップ投げそうになった』
『ドキドキした。おはよ..."ルクさん"』
ルーク『!!!..ああ兎の君、今すぐ君を抱きしめて寮内を走り出したい気分だ!..いいかい?』
『だめ』
名を呼ばれた事に体中から歓喜が湧き上がり爆発しそうなほどに膨れ上がる。ニヤける口を抑えながら(抑えられていない)ジリジリと迫ると、嫌そうな顔をして隣に座るエペルの方へ椅子ごとずらして距離を取られる
エペル『ルークサン、体はもう大丈夫なんですか?』