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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第75章 *拡大デンジャー*





ルーク『ふふふ。二人共驚いた顔をしているね。あれはね..エペルくんがやったのさ!』


ユウ『えええっ!?』


『林檎くんが?(ノアの言ったとおりだ..)』


エペル『み、みんながやられちゃうって思ったら、無我夢中で..』




それからエペルとルークは先程何が起こったのかを説明した


カローンの攻撃が放たれる寸前、エペルはとにかくみんなを守るという意志でペンを振りかざした


すると3人の周りをガラスの棺が覆い、そのまま3人は導かれるように深い眠りについた。カローンの放ったビームは棺に直撃したが、中の3人はまるで効いていないほど穏やかに眠っていたそうだ


そしてそれをエペルのユニーク魔法だと悟ったルークは、今度はカローンへと放つように指示した。最初は大人数を相手に発現したばかりのユニーク魔法を再び正確に打てるかどうか不安がっていたが、ルークに背に手を当てられ優しく促され、そして名付けた呪文と共にカローンたちを棺に閉じ込めた




"深紅の果実(スリープ・キス)"








ユウ『えっと、それって..』


エペル『えへへ!そう!俺のユニーク魔法だ!』


ルーク『ブラヴォー!愛しの姫林檎!感謝と称賛の抱擁を!』


ユニーク魔法の発現を自分のことのように喜ぶと、両腕を広げると力いっぱいエペルを抱きしめた


ミシミシ..


エペル『ぐえええっ!ルーグザン、ぐるじぃれす!』


あまりの腕力に背中の軋む音と痛みを覚え抵抗すると、すまないと言ってすぐに解放された


『林檎くん、ユニーク魔法出たんだ。この魔法すごくキレイ』


エペル『あ、ありがとう..//まだこの魔法をしっかり掴みきれてないけど..魔法で作った結界の中に相手を閉じ込めると、一時的に相手の活動を止めることができるみたい。オンボロ寮でエースクンやデュースクンが襲われるところを見てたせいかな

咄嗟にみんなを守らなきゃって思って..へへ』


ルーク『使い方によっては味方を護る盾にも、敵を封じる檻にもなる。この魔法障壁の堅牢さは、エペルくんの意志の強さそのものだね。宝石よりも固く、美しい。何人たりとも、君の決意を傷つけられやしない。

本当に美しい魔法だ。君のユニーク魔法の発現に立ち会えたことを、光栄に思うよ。ヴィルが知ったらどんなに喜ぶか!目に浮かぶようだ』



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