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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第73章 *海上フライト*













ユウ『誰かが、嘆いている..』



スタン攻撃を食らい気絶したユウは、またおかしな夢を見ていた


以前とは違う神々の住む神々しい世界ではなく、薄暗くどこか冷たさを感じる場所


そこには一人の美しい女性と、傍らに立つあの青い炎の神がある青年を弱点を話し合っていた


女性は青年の動向を見ていたが、一向に弱点らしいものは見られないと神に告げる


しかし神は薄ら笑いを浮かべ、「必ずある。探ってきてくれ」と女性に言う


その報酬に自由をやると告げられた女性は目を見開いた











嘆きの島・旧市街



ようやく意識が戻りゆっくりと瞼を開けると、いつの間にか移動させられていたのか、先程までの広大な海の上からどこか古代の遺跡のような建物が並ぶ街の中へと変わっていた


ユウ『ここ、は?っ、レイラ!』


『ぁぅ..大丈夫』


意識が戻り慌ててレイラの姿を探すと、ルークの隣でまだ覚醒しきっていない頭を押さえながら呼びかけに答えが返ってきた


ユウ『良かった..』


イデア『き、君らさぁ、リアルはゲームと違って気軽に生き返れたりしないんだから..あんまり無茶な真似はしないほうがいいと思うよ?代理とはいえ、ボスが拙者じゃなければ、みんなまとめてあの世行きでしたぞ』


目覚めたユウたちの周りを囲むようにカローンたち。そして目の前のS.T.Y.Xの服に身を包んだイデアは呆れた様子で見下ろし、その隣に立つ弟のオルトは想定外の珍客に目を輝かせていた


エペル『すごい..海の中に、街が..!』


ルーク『ああ..私達は本当にたどり着けたんだね。嘆きの島に!!』


イデア『テンション上がってるところ悪いけど、ココは観光地じゃないんだよ。チャリで遊びに来た!みたいなテンションで、箒一本で気軽に乗り込んでくるな』


頭のネジゆるゆるか?と若干の早口で睨みつけると、その姿にエペルたちは学校での情報は正しかったことに驚きを隠せないでいた


エペル『うわっ!ほ、本当にイデアサンだ!』


ルーク『竜の君から聞いた情報は、真実だったんだね。イデア・シュラウド..君がS.T.Y.Xを束ねる嘆きの島の番人であると。なんてことだ..驚いたよ』


ユウ『あの人、文化祭でボードゲーム部にいた..』


『お月さま..』




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