第4章 *覚醒ストレンジャー*
学園長『さあ闇の鏡よ!この者をあるべき場所へ導きたまえ!』
闇の鏡『...』
『ん...?』
学園長『ゴ、ゴホン..もう一度、闇の鏡よ!この者を』
闇の鏡『どこにもない』
学園長『え?』
闇の鏡『この者のあるべき場所はこの世界のどこにもない..無である』
まさかの鏡さんの発言にクロさんが、ありえないのオンパレードとか言って騒ぎだした
やっぱりユウはこの世界の人じゃないから、帰れないんだ
仕方ないから図書館へ調べに行こうということになって、私達はクロさんと共に向かうことにした
あ、お兄さんにお礼言わないと
『お兄さん、さっきはありがと。今度お礼するね』
?『礼なんていいよ。それより、お前もこの学校にいられるかは分からないが、もし残れたらまた会おうな』
『うん。名前、聞いてもいい?』
?『俺はトレイ。トレイ・クローバーだ』
『分かった、お兄さん』
トレイ『名前聞いた意味な』
『私は、』
トレイ『レイラ、だろ?さっきからさんざん後ろから名前呼ばれてるぞ』
『え、』
振り向くと、後ろでユウが手を振りながら私を呼んでた。まじか←
『じゃあ行くね。バイバイお兄さん』
トレイ『おう』
お兄さんに手を振りつつ、ユウ達の元へと走っていく
?『なになにトレイくん、あの子にそんな顔しちゃって』
トレイ『え?変な顔してたか?』
?『変じゃないけど、凄く緩んでたよ♪』
トレイ『....そうか』
?『もしかして、惚れちゃった?』
トレイ『うるさいぞ。ほら早く戻ろう。リドルに首をはねられる』
~図書館~
クロさんがたくさんの本を漁るけど、ユウの故郷は見つからない
『ユウは別の世界の人だから探してもないと思うよ』
学園長『え、貴女知っていたんですか?だったら先に言ってくださいよ』
『ん~...聞かれなかった、し?』
はぁ、とため息をつかれた。解せぬ←
学園長『困りましたねえ、魔法を使えない者をこの学園に置いておくわけにはいかない。しかし保護者に連絡もつかない無一文の若者を放り出すのは、教育者として非常に胸が痛みます。
私、優しいので』
三回目