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四月十日之空

第1章    



「政宗さん」

「何だ、佐助か」

「春の味、食べたくないですか?」

「は?」

「ですよね。持ってきました」

「待て待て、人の話しk」

「筍、土筆、菜の花、タラの芽です」

「……………」

「美味しくしてくd」

「断る」

「!なぜ………ッ!」

「そんな暇はない。悪いが持って帰ってくれ」

「……………」

「そんな目で見るな」

「………………………」

「…………ったく」

「わーいわーい」

「喜んでるとは思えないほど単調だな」

「これでもすごく喜んでます」

「ふーん」

「政宗さんこそ」

「は?」

「気のない返事。そういうの、いけずって言うんですよ」

「男に振り撒く愛想はない」

「いけず」

「よーし分かった作らn」

「ごめんなさい」

「……………………」
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