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空白の記憶

第2章 Story-0 empty


0-4 三人との出逢い

彼が気がついた時には、ベッドに寝かされていた。
目を開かず、周りの音を聞くことにした。
しかしこの空間に、音の起つものはない。
時々、足を動かしてみたり手を動かしてみたりして、シーツの音を立ててみる。
シュー、シュルルと、布の擦れる音がする。
(不思議だ。)橙色の文字が心に浮かぶ。
何故か、落ち着く音だった。
そろそろ起きようかと思った、その時。

ガチャリ

扉の開く音がした。
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