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【YP】明日もきみは風になる。
第1章 春は出会いの季節です。
私の返事を確認した今泉くんは、鳴子くんとは対称的で静かに「じゃあまた放課後な」と言い残して去っていく。
少し前までのモヤモヤが晴れ、途端に放課後が楽しみになる。
二人のおかげだな。方法は違うけど、二人の優しさがじんわり染みた。
今日の残りの授業、早く終わらないかな。
次の授業開始の予鈴を聞きながら私はどんどんと気持ちが逸るのを感じていた。
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