第2章 補習
「、手ェ震えてる。大丈夫か?」
先生に言われて気づいた。
『あっ、大丈夫、です……』
どうして震えているのか分からない。だけど凄くドキドキする。
先生の手つきは絡み合うような感じ。
『……あっ』
ドキドキに負けて、オイルパステルを手から落としてしまった。
すると先生の手が、恋人繋ぎのように私の手を握ってきた。
「お前の手、小さいな」
『へっ…』
先生の言葉で素っ頓狂な声がでた。
「胸も尻も、小さいし」
『え、え?』
なんで先生がそんな事を言うのか分からなかった。
胸と尻が小さいってどういう事?
なんで先生が知っているの?
「なんだ、図星か?」
『!』
カマをかけられた!?
『ち、違います!!』
恥ずかしくて、咄嗟に嘘をついた。
「へぇ……なら確かめてもいいのか?」
『えっ、それは、ダメですっ!』
「じゃあ、ホントじゃねぇか」
そう言って先生は制服の上から私の胸を触ってきた。
『ひぃ!?』
急な事でびっくりした。