第2章 補習
それから何日か経った。
冨岡先生からは何もされず、普通の毎日を送った。
先生は私のことが好きなのかなって思ったけど、それはないな、と感じた。
教師が生徒のことを好きなるとか、そんなこと多分無いだろうし、私にいい所なんてない。
私はダメな所ばっかりある。
でも、美術だけは違う。
私は漫画家志望で、絵を描くことがすき。
たから美術の成績はいい。
それに、宇髄先生から今やっているスケッチをもっと時間をかけて描かないか?って美術の時間に言われた。
もっと時間をかけて描けば最高な作品になって、賞を取れるかもって。
私はその補習をするって言った。
補習はあのことを思い出すから嫌だったけど宇髄先生なら大丈夫だと思った。
歴史のプリントはちゃんと煉獄先生に渡した。
それからは歴史の補習はしていない。
なんで冨岡先生があの時ずっと残っていたのかは謎だけど....
きっともう冨岡先生からは何もされないと思った。
けど、安心なんかしちゃダメだった。