第2章 補習
次の日の朝になれば、昨日よりか気持ちは落ち着いた。
あんな事もう二度としたくない....
そう思いながら学校に向かった。
遠くからチャイムが鳴るのが聞こえた。
スマホで時間を見ると8:15で、まだ間に合う。
30分までだから余裕で、ゆっくり歩く。
学校に着いて、靴箱で靴を履き替える。
炭治郎くんの靴箱を見ると、まだ来ていない。
まだ来ていないのかぁ....
そう思って階段を上がろうとする。
『....あ』
3年生たちの教室の廊下に冨岡先生がいた。
先生の顔を見ると、一昨日のことがフラッシュバックした。
先生は蝶の髪飾りをつけている先輩と一緒にいた。
じっと見ていると先生も私のことに気づいた。
けど、先生はぷいっと視線を逸らした。
あれ....
なんで逸らされたんだろ。
まあいいや....と思ってそのまま階段を上がった。