第2章 補習
ずっとベットで横になっていると、もう夕方になった。
時間が経つのは早いなと思った。
スマホをいじっていると、ピンポーンと呼び鈴が鳴る。
ベットから起き上がって、玄関に向かう。
ドアを開けると、目の前に炭治郎くんがいた。
『えっ、炭治郎くん....どうしたの?』
「今日渡されたプリントを渡しにきたんだ」
茶色の封筒を炭治郎くんから貰う。
『ありがとう、 遠いのに....』
「いや、全然大丈夫だぞ」
そう言って炭治郎くんはにこっと笑う。
「それはそうと、体調はどうだ?」
『あ、もう結構大丈夫。明日は学校行けるから...』
「良かった。じゃあ、明日」
『うん』
バイバイと微笑んで手を振る炭治郎くん。
私もつられて口許が上がって、手を振る。
もう少しいたかったけど、炭治郎くんの家パン屋さんで忙しいか....
『嬉しい、お見舞いに来てくれた....』
お見舞いって言うのか分からないけど、来てくれたのはとても嬉しい。