第2章 補習
いつの間にか寝てしまっていて、母にご飯の時間だと起こされた。
食事を済ませると、そのまま風呂に行って今日の疲れを癒した。
頭を洗っている時目を閉じると、また寝そうになった。
勉強をしている時は全然集中できていなかった。
なんであんな事....
よりによって先生が....
ずっと頭の中が冨岡の事でいっぱいだった。
こんなことを思い悩んでも、いつものように明日がくる。
急な出来事で、頭の整理が出来ない。
「、朝よ。起きないの?」
ガチャ、と部屋のドアが開く音が聞こえた。
『んー....』
さっきまで悩んでいたのにいつの間にか朝になっていた。
『....休む』
「えっ、学校休むなんて珍しいわね」
「そんなにお腹痛いの?私はもう仕事に行くけど、大丈夫?」
『うん、平気』
「ご飯は冷蔵庫にあるから。じゃあね」
そう言って母は私の部屋から出ていった。
今日は体育の授業はないけど、行く気分じゃなかった。