第2章 補習
下に集中して刺激を与えられていたけど、上もちゃんと刺激を与える。
「気持ちいいか?」
胸の頂を弄りながら言ってきた。
『きっ、きもちぃ、です....っ』
正直に答えてみると、少しだけ口許が緩んだように見えた。
「そうか、良かった」
そしてにキスをする。
胸に伸びていた手は下に伸びて、太腿に触れる。
さわさわと撫でるような感覚で少しくすぐったい。
『先生、なんか今日変ですよ....』
ずっと思っていた事を言った。
『体育の時もそうだったですし....』
冨岡に言ってみたが、答えない。
少し経つと、冨岡が口を開いた。
「は、俺が嫌いか」
急にそんなこと言われて、驚いた。
『嫌い、....じゃ、ないです、けど....』
もちろんスパルタな所は嫌いだ。
「今からでも入れたい、....」
『ぇえっ、ダメですよ!』
それは今生理中じゃなくても、無理な願いだ。
両方沈黙が続いている中チャイムが鳴った。
『あ....』
下校のチャイムだろう。
外から部活動生たちの声が聞こえる。
ありがとうございましたー、と外から聞こえる挨拶は何も音がしないここの教室にはよく聞こえた。
冨岡は人が変わったかのようにの股に当てていた膝をおろしてのシャツのボタンをとめる。
『じ、自分で出来るのでっ』
ボタンを止め終わるまで冨岡は待っていた。
『もう帰りますっ、さよなら!』
冨岡にさよならと挨拶をして教室から逃げ出した。