鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】
第11章 :番外編 夜会❶〜彼女のパートナーは誰?〜
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一方その頃…
〈 調査兵団〜リヴァイside〜 〉
「お前たち…悪いが午後からの訓練は、自主練に変更だ。」
食堂で昼食を食べていた班員4人に、リヴァイは声をかけた。
「兵長、どちらかにお出かけですか?」
「あぁ…エルヴィンの命令で、リンを探しに行かねばならん。」
「えっ?リンさんに何か、あったんですか?」
「いや…まぁ大した事はないんだが、命令だからな。」
「それって、兵長が行かなきゃいけないんですか?兵長書類、沢山ありますよね?良ければ俺達が探しに行きますよ!勿論、自主練もします。」
「…頼んでもいいのか?」
「勿論です!」
エルドの言葉に、グンタ,ペトラ,オルオも頷く。
「悪いな…助かる。恐らく場所は、駐屯兵団か訓練兵団だ。見つかったら、俺が探してるから早く帰れと伝えろ。」
「連れて帰らなくていいんですか?」
「あぁ。どうせ帰りは、お前達と別になる。」
(帰りは別って何だ?)
リンの力を知らない、グンタ,オルオの2人は首を傾げる。
「俺は執務室に戻る。状況が分かったら報告頼む。」
「「「「了解!」」」」
4人はその場で敬礼した。
リヴァイは紅茶を飲み干し、カップを返却して食堂を出て行った。