• テキストサイズ

鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第10章 :少女とハンジの試み〜壁外調査:後編〜



『ライキ!』

リンが空に手を翳すと、獣は刀の姿に変化する。
そして捕獲対象である5m級巨人の脳天に、落雷が発生し火花が散った。
落雷により巨人は停止する。

リンは停止した巨人近くの壁上に立ち…いつの間にか刀から25cm程度の棒(バトン)に変化させその場でくるくると回すと、その棒に放電した火花が収束して行く。
そこから無数の雷の鎖が飛び出し、気絶した巨人を周りを取り囲んだ。

『縛(ばく)!』

少女の声が響き渡り、鎖は巨人を拘束した。





その不思議な光景に誰も動けなかった。

遠距離で様子を見ていたエルヴィン,リヴァイ達も、彼女の未知の力に圧倒される。



1番最初に動いたのはハンジだ。

「凄い…凄いよ、リン!君は最高だ!!」

そして強く少女を抱きしめた。

『痛いよ、ハンジ。あと…早く網〜』

「あ〜ごめん、ごめん!」

ハンジが手を大きく振って合図を送ると、壁上のカイル,ミタビ,イアンが動き…捕縛された巨人に網をかけ拘束した。




そうして1匹の巨人は…1人の死傷者を出す事なく、無事捕獲されたのだった。

/ 223ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp