鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】
第10章 :少女とハンジの試み〜壁外調査:後編〜
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『ハンジ、捕獲する巨人は決まった?』
「奇行種は…ダメだよね?」
『初めての捕獲で奇行種は、止めた方がいいと思うけど?エルヴィンに余計、怒られると思うよ?』
「だよね〜通常種にします。」
ハンジは苦笑いをし、壁上から巨人を見下ろす。
そして丁度良い大きさの通常種に目が止まり、それを指差した。
「あの5m級の子にするよ!」
『分かった。じゃあ手筈通り…まずは周りの巨人を、壁上から排除して貰う。その後対象の巨人を雷で気絶させ…そして私の力で捕縛してみるから、ハンジは網がすぐにかけられる状態にしておいてね!』
「了解したよ!」
リンはリコの元に戻り、すぐ指示する。
リコ達は壁上固定砲弾で、対象外巨人を排除して行った。
白い獣の姿をしたライキが、ゆらりと少女に近付く。
[主(マスター)、予想通りです]
『やっぱり気づかれたか〜流石エルヴィン!で、様子は?』
[リヴァイと共に、様子を見てる模様。手を出して来る気配はありません]
『だったらいいわ。さっさと済ませちゃおう!』
[了解した]